東京都の自然葬と葬式仏教の教義

日本は、北欧のスウェーデンやデンマーク、ノルウェーなどと並び国教を有さない信教の自由を認められた国の為、宗教の教義上大きな意義を有する遺体の葬送方法が時代時代で異なって来た経緯があります。その為、墓地不足問題や墓地の高騰問題、墓の継承者不足問題など従来の墓制の維持が難しい東京都では、散骨や樹木葬に代表される自然葬の普及は必然的な流れと言えます。


又、東京都の葬儀を執り仕切って来た葬式仏教では、先祖の供養や墓制の維持を推進し高額な戒名料や入檀費用、護寺会費などをせしめていますが、本来の仏教の教義では輪廻転生及び輪廻からの解脱を目的としているので墓自体が不要とされ、荼毘にふした後は母なる大河ガンジス川への散骨が一般的な葬送方法とされています。



その為、自然葬は一般的に無宗教な人達が執り行う葬送方法のイメージがありますが、日本国内でも最も信者の多い仏教徒も仏教本来の競技に則るならば散骨の形で自然葬も選択肢の1つと言えます。


東京都では、昭和23年に施行された法律により遺体の一次的葬送方法は火葬と義務付けられている為火葬後の遺骨の2次的葬送方法の選択ですが、日本国内では火葬を行わないまま遺体を土葬にするイスラム教徒の墓地が北海道と長野県にあり、近隣住民とトラブルになっています。

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日本では、この葬送方法に対する認知度は1991年以降年々上昇していますが近隣住民の理解が得られず、植樹葬の用地の不足や陸地での散骨を諦めて海洋葬を行うなど自然葬の実施は問題が山積しています。



しかし、海洋葬を望む東京などの大都市圏では故郷よりも温暖な海域への散骨を望んでいるので、自然葬は散骨を主体に更に増加すると言えます。